フィリピンの貧困って実際どういう状況なの?ボランティアで感じたこと

 

 

(2017年7月に更新)
こんにちは。セブターンのライターの林早織です。

 

フィリピンに留学しに来た方なら、モールに行けばおしゃれな服も買えるしおいしいレストランもあり、発展途上国とはいえ意外と日本とさほど変わらない生活ができると感じた人も多いと思います。(ネット環境を除く。笑)

 

しかし、日本と大きく違うのは、
高層ビルやきれいな建物のすぐ横にトタン屋根でできたとても立派とは言えない家に住む貧困家庭の人々やストリートチルドレンを見かけることです。

 

今回の記事は、そんな フィリピンの貧困の現状 についてです。

 

先日、学校で月1回行われている貧困地域へのボランティアに参加してきました。

 

そこで、フィリピンの貧困状況について興味がわき調べてみたので、自分なりにまとめてみました。

せっかく海外に留学に行くのだから、英語やそこの言語だけでなく、その国の文化や社会を理解してみてはいかがでしょうか。

 

 

フィリピンの現状

 

近年フィリピンは経済成長がめざましく、2017年の経済成長率は6.8%でアジアの中でも突出しています(日本は1.2%)。ここ数年間、日本の5倍以上で成長しています。

グラフ1

しかし、経済成長率の割に貧困削減はあまり進んでおらず、国民の半分以上が貧困状態にあるともいわれています。

 

特に富裕層と貧困層の所得格差が大きく、多くの貧困層が困窮しています。

また、子どもの出生率が高いので多くの人たちが低所得で大家族です。

 

 

フィリピンは「超」競争社会

 

フィリピンの人口は2017年で1億6028万人。2013年が9800万人だったので圧倒的スピードで人口が増えています。
出生率は2017年で3.08人。(日本は1.45人)

 

出生率が高いため子どもや若い人が多く、人口ピラミッドはきれいな富士山型です。
一方、人口に見合った産業が育っていないので、定職につける人はごくわずかだそう。

 

そして、フィリピンでは有名大学をただ卒業するだけでは良い職業につけないとのこと。
良い職を得るためには優秀な成績で大学を卒業するか、院に進み専門的なスキルを学ばなければならないのです。

 

日本では有名大学を卒業していれば専門的なスキルを持たなくても、比較的良い企業に就職できたりしますが、フィリピンではそうはいかないようです。。

 

フィリピンでは私立よりも公立の学校の先生の方が給料が高いらしく、私のマンツーマンの先生はここ数年公立校の試験を何回か受けているらしいのですが、競争率が高すぎてほんとうに難しいと言っていました。(今の給料は相当低いと嘆いていました。)

 

 


なぜ出生率が高いのか

出生率の高さの理由にフィリピンの人口の約90%がカトリックだということがあります。

それも厳しいカトリックで、離婚や避妊、人口中絶が禁止されているからです。

現在は少し緩和されてきているそうですが、まだまだこのような慣習が残っているそう。

私の先生も、フィリピンでは離婚ができないため嫌な相手でも逃げることができないから結婚は本当に慎重だと言っていました。

 

 

貧困層に生まれた子供たち

 

フィリピンでは高校までが義務教育ですが、経済的に余裕のない家の子どもは制服や文房具、食費や学校までの交通費を出す余裕がなく学校に行けないことがあるといいます。

家庭の状況によっては孤児院に預けられたり、ストリートチルドレンとして家計を支える働き手になったりします。

そして、学歴もスキルも持たないまま成長した彼等が定職に就くことは難しく、経済的貧困の連鎖が続いてしまうのです。

 

 


ボランティアで感じたこと

 

今回参加したボランティアは、
子供たちと英語の歌を歌って、一緒にゲームで遊んで、食事の提供をするというものでした。

子供たちはとってもエネルギッシュでフレンドリーですごくなついてくれて、とても楽しく、こちらが逆に元気をもらいました。
たとえ貧困でも不幸そうには見えませんでした。

 

それもフィリピン人の楽天的な性格ゆえなのかもしれません。
(夏目さんのこちらの記事もチェック▷▷”人生を楽しむ”フィリピン人の「笑顔」と「幸福」の秘訣

 

でも、超競争社会のフィリピンで彼等が貧困層から抜け出すのは厳しいと思うとなんとも言えない気持ちになりました。

 

また、食事を配り、遊んであげることしかできない私は無力なように感じてしまいましたが、この機会に少しでも理解することが大事なのかなと思いました。

 

 

最後に

 

今回は少しseriousな内容になってしまいましたが、
留学中のみなさんのフィリピン社会への理解の手助けになればいいと思います!

でも、やっぱり私はフィリピンの人の楽天的で明るいところが大好きです〜(^^)!
 
私がボランティアに行ったのはフィリピン・セブ島で音楽を通じて貧困をなくすことをミッションとしているNPOです。こちらのNPOでは海外インターンシップも受け入れもおこなっています。お希望の方はこちらをご覧ください!
>>音楽教育を通じて子供を支援!セブ島のNPO法人での海外インターン

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このコラムを書いた人
林 早織(Shelly)

林 早織(Shelly)

早稲田大学3年生。4年次を1年間休学中(2018年卒予定)。2016年2月〜11月 留学+インターンをしています。大学生活はほぼサークルとアルバイトの日々を送り、就活を直前に留学したかった気持ちを思い出し、休学、留学を決意。将来どうしようか模索中です。わくわくする人生にしたい!新規ライターになりたい方はこちらから

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