教育都市バギオ!3校舎経営の韓国系語学学校での海外インターンシップ

本日は「教育都市バギオ!セミスパルタ韓国系語学学校」で海外インターンシップをしている戸井田様にフィリピン・バギオでの海外海外インターンシップシップについてのお話を伺いました。
求人情報も掲載しておりますのでぜひご覧ください。

 

 

志した英語教師への道と現実

 

 

Q.バギオに来る前、日本では何をされていましたか?

 

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日本では2つの仕事を経験していまして、大学卒業後に勤めたのが税関職員でした。馴染みが薄いと思うんですけど主には麻薬の取り締まりなどを行っている仕事です。空港や港で海外から入ってくる覚せい剤等の麻薬とかを日本に入れないようにするために潜入捜査をしたりするドラマで見るような仕事です。しかし自分の職業間とか性分に合わなかったんで2年程勤めたのち辞めました。

 

それで学生時代から英語が得意だったということもあり、大学に入り直し教員免許を取得し英語の教師になりました。中高一貫の学校で3年程勤めた後、退職しバギオにフィリピン留学に来ました。

 

 

 

Q.元々フィリピン留学の事は知っていたんですか?

 

はい。セブ、バギオの両方とも知っていました。

 

2年前、まだ日本で学校に勤めていた際に夏季休暇を利用して10日ほどセブ島のBAYSIDEという学校に短期留学したことがあります。その際にここは英語を学ぶにはすごくいい場所だなと思ったんです。自分が英語教師だということもあるかと思うんですが、先生の教え方を知ることができたり、フィリピン人の性格とか、授業をマンツーマンで受けることが出来る魅力だとか、本当に良い経験が出来ました。

 

ただ”本格的に勉強するならセブではない”なとも感じましたね。

その時はバケーションの要素もあったので迷わずセブ留学を選んだんですけど(笑)

 

 

 

Q.英語の教師という立場でなぜ、英語学校で留学(海外インターンシップ)をしようと思ったんですか?

 

やっぱり自分に対して自己嫌悪感が強くなっていたからでしょうね。

 

英語を教えているのに自分自身の英語力が十分じゃないなって。高校生に教える際は、文科省の教育方針でAll ENGLISHで授業を行うという流れになっていまして、学校としてもそちらに舵を取り始めていました。

 

自分もやってはいたんですけど、なかなかうまく出来かった。自分のオーラル(#英会話力)の低さが一番にあるなと思ったので、そこを何とかしないとって思いまして。またいくら教師が英語で授業をしても中途半端な能力で話したところで、子供の英語力が上がるとも思えなかったですし、純粋にもっと英語をうまくなりたいと思って留学を決意しました。

 

実際来てみて、ここは本当にいい学校だなと思ったんです。留学中にはもっとここにいたいなと思っていたそんな、タイミング良く海外インターンシップ生の枠が空いていたので自分で手を挙げ今はここでお世話になっています。

 

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レールが見える英語学習の場

 

 

Q.戸井田様が現在勤めている校舎(学校)の特徴を教えてください。

 

当校は目的に分かれた3つの校舎があるんですけど、僕はIELTSに特化した校舎で海外インターンシップをしています。バギオでIELTSのみを専門に扱っている校舎ってたぶん当校しかいない。なので他の生徒さんのモチベーション、IELTSに対する方向性がすごく強いのが最大の特徴ですね。

 

例えば会話の内容が、

「どんなトピックを取り組んだ?」

「今日のスピーキングテストどうだった?」など。

 

そういう共通の話題も普段から多いです。韓国資本ということもあり日本人が少なくEnglish Only Policy(会話は英語のみ)ですし、英語で自分たちの課題を普段から話しているという点も当校にしかない強みだと思いますね。

 

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Q.主な業務内容を教えてください。

 

・7:20授業開始の際に出欠の確認

・EOPの徹底があるかどうかのチェック

・テストの実施、監督、スケジュール調整

・韓国人以外のオリエンテーションと管理

・ボキャブラリーテストの作成、採点

 

など多岐に渡ります。慣れてきて要領よく業務をこなせば時間は余りますし、その時間は自分の英語の勉強の時間にもなります。平均すれば1日の総労働時間は2-3時間ぐらいじゃないかなと思いますね。実際もう少し働いているかもしれないんですけど、教師の頃と比べちゃうと仕事をしているとあまり感じないですね(笑)

 

 

 

Q.勉強と業務のバランスはとれていますか?

 

やっぱり最盛期の一番忙しい時は業務優先になってしまうので、予習に時間をなかなか割けないことも多いんですけど、基本的には英語授業は確保されていますし、業務に追われているということはないので、授業の予習なども問題なく出来ています。

 

韓国人海外インターンシップ生と私とでは仕事の内容が違っていて、ここは日本人が少ない環境なので必然的に業務も少ないですし、英語学習においては穴場なのかなと(笑)

 

 

 

Q.海外インターンシップ生に求められる姿勢、スペック等はありますか?

 

一番は我慢強さだと私は思います。

 

多文化で、ここは韓国人メインの学校なので、当然物事の考え方も違います。相手(韓国人)の事を理解しようとすると自分の思考の枠組みから判断してしまうので、そうするとイライラしちゃうんですよね。「なんでルールが守れないんだ」とか「こんなこと日本では常識なのに」とか。

 

やっぱり常識が違うので、そこでのコミュニケーションは成り立たないことが多いんですよ。「あ、違うものなんだ」って受け入れつつ、客観的にルールに従って判断をくだしていく。

 

なんていうのかな、バランス感覚ではないですけど、異質にものに対する自分をコントロールする能力が求められると思います。特にEOPが厳しければ厳しいほど、それらの傾向にあるように思いますね。

 

 

 

共存という観点で見た多文化理解

 

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Q.ここでの経験で印象深いことはありますか?

 

やっぱり、韓国人との付き合い方が自分にとっての一番のカルチャーショックでした。

 

自分の感覚だとか、価値観の枠組みでは絶対いけないはずなのに、こうすべきなのにって思うことを上回ってきますので。

 

やっぱり自分は日本人なので、日本人としての職業観であったり倫理観を持って仕事をしています。何というか、そもそも同じ地平の上になかったんです(価値観など)。そこに乗っかってくることを許そうというか、“別の世界のモノと共存しようとする自分がいる”という発見はありましたね。

 

 

 

Q.今後はどうされる予定ですか?(海外インターンシップ終了後)

 

大学で英語教授法を学ぶ為に大学院への進学を考えています。悩んでいるんですけど、オーストラリアやイギリスに行くのか、フィリピンにもいい大学があるのでここに残るという選択肢もあります。もう一回教師の道へ戻るという決意をもって来たので、今は日本には戻らないですけど、ゆくゆくは教壇に立ちたいですね。

 

でも、ここにいればいるほど新しい道も見えてくるんです。例えば自分で英語の学校を開いてもいいんじゃないかとか。日本人をバギオに呼んできて、英語力を高めてもらったり、こっちの文化に触れてもらって文化的視野の広がりを経験してもらったり、そういう機会の提供も出来るなとも思っています。

 

 

 

Q.最後に海外に挑戦する若者へメッセージをください。

 

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自分を変えたいっていう気持ちがあるんであれば、海外に出た方が可能性は広がるんだと思います。自分を変えるには自分ではない何者かと触れ合ったり、刺激し合ったりしないとなかなか変わっていかない。

 

例えばキリスト教の価値観のもと生きている人の言葉だとか、日本にいてはなかなか触れられないものが海外にはたくさんあります。あなたにとって異質な世界と繋がれるチャンス。それが異質であればあるほど、自分に対する影響は大きくなるでしょう。きっかけは何でもいいので自分の肌で触れて欲しいですね。

 

 

インタビュアーの感想

多文化との接し方に独自の考えを持っていおり、常に内省的に物事を考え、また自分を客観視する力も持っている非常に興味深い方でした。

 

何となく海外に出ると感じるであろう違和感や感覚値での差異を言葉で表現できる人はなかなか稀で、彼の意見を聞いているとうなずくことがたくさんありました。インタビューだけではとてもまとめきれなかったのでブログ覧に番外編を書こうと思います。興味のある方はそちらもご覧になってください。

「バギオのことをもっと知りたい!」という方はこちらの動画をご覧ください↓

 

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